UK ETAアプリは日本語非対応|英語画面の日本語訳ガイド

最終更新:2026年9月24日

英国政府の公式アプリ「UK ETA」は英語のみの対応で、日本語表示には切り替えられません(2026年9月24日時点)。ただし、手順は「パスポート撮影→ICチップ読み取り→顔スキャン→顔写真→質問への回答→支払い(20ポンド)」の大きく6段階で、画面の意味が分かれば英語が苦手でも進められます。この記事では、英国政府のアプリ利用ガイドに沿って、各段階で何を求められるのかを日本語で解説し、よく出てくる英語の訳をまとめます。

英語のみ英国政府は「このアプリは英語でのみ利用できます」と明記しています。日本語版の公式アプリはありません。

iOS 16以上iPhoneは7以降かつiOS 16以上、AndroidはAndroid 12以上でNFC対応の端末が必要です。

JCB対応支払いにはJCB、Visa、Mastercard、American Express、Apple Pay、Google Payが使えます。

3営業日審査結果は通常1日以内にメールで届きますが、最長3営業日かかることがあります。

UK ETAアプリは日本語に対応していない

英国政府のアプリ利用ガイド(GOV.UK「Using the UK ETA app」)には、「This app is only available in English.(このアプリは英語でのみ利用できます)」と書かれています。スマートフォンの言語設定を日本語にしていても、アプリの画面は英語で表示されます。また、英国政府のETA申請ページにも日本語版は用意されていません。

「日本語で申請できる」とうたうウェブサイトやアプリもありますが、それらは英国政府の公式サービスではありません。英国政府は、ほかのウェブサイトやアプリを通しても審査が早くなることはないとし、政府のサービスを模倣したサイトに注意するよう呼びかけています。外務省と在英国日本国大使館も、高額な手数料を求めるサイトや模倣サイトによるフィッシング詐欺に注意するよう案内しています。公式の申請窓口は、アプリ「UK ETA」とGOV.UKのウェブサイトの2つだけです。

アプリは、GOV.UKの申請ページに掲載されているリンク(App Store/Google Play)からダウンロードすると、似た名前の別アプリを誤って入れてしまう心配がありません。申請全体の流れやアプリとウェブの違いはETAの申請方法で解説しています。

始める前に準備するものと対応機種

英国政府のガイドによると、アプリで申請を始める前に次のものを用意する必要があります。

  • 渡航に使うパスポートの原本(コピーやデジタルのパスポートは不可)
  • メールアドレス(審査結果が届くため、確実に受信できるもの)
  • クレジットカード、デビットカード、Apple PayまたはGoogle Pay
項目iPhoneAndroid
対応機種・OSiPhone 7/7 Plus以降、iOS 16以降Android 12以降
空き容量179MB以上165MB以上
NFC(対応機種は標準搭載)NFC対応が必要。設定でオンにする
通信3G/4G/5GまたはWi-Fi3G/4G/5GまたはWi-Fi
カメラアプリにカメラへのアクセス許可が必要アプリにカメラへのアクセス許可が必要

出典:GOV.UK「Using the UK ETA app」。iPhoneのiOSのバージョンは「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。Androidの場合、英国政府は「スマートフォンでタッチ決済ができれば、その端末はNFCに対応している」と説明しています。条件を満たす端末がない場合や、アプリがうまく動かない場合は、GOV.UKのウェブサイトから申請できます。

申請の途中ではパスポートの撮影や顔の撮影を行うため、明るく、光の反射が少ない場所で始めるとスムーズです。通信が途切れにくいWi-Fi環境で、スマートフォンの電池に余裕があるときに取りかかりましょう。家族の分をまとめて申請する場合は、全員のパスポートを手元に用意し、一人ずつ順番に進めると入力の取り違えを防げます。

画面の流れを日本語で解説(6ステップ)

アプリの画面は更新によって文言や順番が変わることがあります。ここでは、英国政府のガイドに書かれている手順の順番に沿って、各段階で求められることを説明します。

  1. パスポートの顔写真ページを撮影する(Take a photo of the passport):顔写真のあるページ全体が写り、ぼやけていないように撮影します。画面上部のテキストボックスに、スマートフォンの位置を調整するよう指示(英語)が表示されます。うまくいかない場合は、腕を伸ばした距離から撮ると改善することがあります。
  2. パスポートのICチップを読み取る(Scan the passport):スマートフォンをパスポートの上に置き、NFCでICチップの情報を読み取ります。コツは次の章で詳しく説明します。
  3. 顔をスキャンする(Take a face scan):カメラで顔をスキャンし、申請者が実在する本人であることを確認します。スキャンが終わるまでカメラを顔の前にかざし続けます。10歳以上の人が対象で、9歳以下の子どもは顔スキャンを求められません。
  4. 顔写真を撮影する(Take a face photo):アプリで顔写真を撮影します。子どもなどほかの人の分を申請する場合は、その人の顔写真を撮ります。写真が要件を満たさない場合はアプリが知らせてくれ、提出前に撮り直せます。
  5. 質問に回答する(Complete the application):住所、職業、ほかの国籍の有無、犯罪歴(有罪判決)などの質問に英語で答えます。18歳未満の場合は、親権を持つ人の連絡先も入力します。
  6. 申請料を支払う(Pay for the application):アプリ内で申請料20ポンドを支払います。支払いが終わると申請は完了し、審査結果はメールで届きます。

アプリで家族の分を申請できるのは、その人が一緒にいる場合だけです。顔写真の撮影と顔スキャンが必要なためで、一緒にいない人の分はGOV.UKのウェブサイトから申請します。子どもの申請で注意したい点は子ども・赤ちゃんのETAにまとめています。

青空の下にそびえるロンドンのビッグ・ベン(エリザベス・タワー)とウェストミンスター宮殿
ロンドン・ウェストミンスター周辺(写真:Matheus Bertelli / Pexels)

よく出てくる英語と日本語訳

アプリの画面や質問文でよく使われる英語を、意味と入力のポイントとともにまとめました。表示される文言はアプリの更新で変わることがあるため、あくまで目安として使ってください。

英語日本語訳入力・操作のポイント
Passportパスポート(旅券)渡航に使う原本を用意
Given names / First name名パスポートのローマ字表記どおり
Surname / Family name姓パスポートのローマ字表記どおり
Date of birth生年月日パスポートの記載どおりに入力
Nationality国籍日本(Japan)
Email addressメールアドレス入力ミスがないか必ず確認
Address住所英語(ローマ字)で入力
Job / Occupation職業現在の職業を英語で
Other nationalitiesほかの国籍日本以外の国籍があれば回答
Criminal convictions犯罪歴(有罪判決)正直に回答
Parental responsibility親権・保護責任18歳未満の申請で保護者の情報を入力
Continue / Next次へ進む—
Confirm確認する内容を確かめてから押す
Submit送信・提出する送信後は修正できない
Retake撮り直す写真がぶれたときに使う

住所や職業、犯罪歴の質問にどう答えればよいかは、イギリスETAの質問事項を和訳で詳しく解説しています。

パスポートのICチップ読み取り(NFC)のコツ

アプリ申請でつまずきやすいのが、ICチップの読み取りです。日本のIC旅券は表紙に生体認証のマークがあり、アプリで読み取れます。英国政府のガイドでは、次の方法が紹介されています。

  • カバーやケースを外す:パスポートカバーとスマートフォンケースの両方を外します。
  • スマートフォンの上部をパスポートの中央に合わせる:スマートフォンをパスポートの上に置き、端末の上端がパスポートの中央に来るようにします。
  • 音量を上げておく:パスポートが認識されると、音が鳴って知らせてくれます。
  • ゆっくり位置を動かす:認識されない場合は、パスポートの上でスマートフォンを動かして位置を探します。
  • AndroidはNFCをオンにする:設定でNFCがオフになっていると読み取れません。

どうしても読み取れない場合も、申請は続けられます。英国政府は、スキャンに問題がある場合はこの手順を終えずに進めることができ、それが審査結果に影響することはないと案内しています(出典:GOV.UK「Contact UK Visas and Immigration for help」)。この場合、アプリは撮影したパスポートの写真から情報を読み取ります。表示された内容がパスポートと一致しているかを必ず確認してください。一致していないと、審査が遅れたり申請が却下されたりする原因になります。

支払い画面:JCBも使える

申請料の支払いはアプリの中で行います。英国政府のガイドによると、使える支払い方法はApple Pay、Google Pay、American Express、JCB、Mastercard、Visaです。日本で発行されたJCBカードも選択肢に含まれています。申請料は20ポンドで、申請後の返金はありません。料金と有効期間の詳細はETAの料金と有効期間をご覧ください。

アプリは申請者の国の通貨で金額を表示し、支払う通貨は変更できるとされています。日本円での最終的な請求額は、選んだ通貨やカード会社の条件によって決まるため、カードの利用明細で確認してください。また、カード会社によっては、支払いの際にセキュリティコードの入力や、銀行・カード会社のアプリでの本人確認を求められることがあります。確認画面に切り替わったら、手続きを終えてからETAアプリに戻りましょう。

支払い後、審査結果は通常1日以内に、最長3営業日でメールに届きます。メールには16桁のETA参照番号が記載されています。承認のメールを受け取るまでは渡航できません。申請が終わったら、アプリは削除しても構わないと英国政府は案内しています。

よくある質問

スマートフォンの翻訳機能を使って申請してもよいですか?

意味を理解する補助として翻訳機能を使うこと自体は問題ありません。ただし、機械翻訳は意味を取り違えることがあるため、特に「はい・いいえ」で答える質問は英語の原文を確認してから回答してください。入力する内容は英語(ローマ字)で書きます。

日本語で申請できるサイトを使っても大丈夫ですか?

英国政府の公式窓口は、アプリ「UK ETA」とGOV.UKのウェブサイトだけです。ほかのサイトを通しても審査は早くならず、公式より高い料金を請求されることがあります。外務省も模倣サイトによるフィッシング詐欺に注意するよう呼びかけています。

ICチップが読み取れないと申請できませんか?

申請はできます。英国政府は、スキャンがうまくいかない場合はその手順を終えずに進めても審査結果に影響しないと案内しています。その場合は、パスポートの写真から読み取られた情報が正しいかを必ず確認してください。

対応していないスマートフォンしか持っていません。

GOV.UKのウェブサイトから申請できます。パソコンなどから、パスポートの写真と顔写真をアップロードして申請します。申請料はアプリと同じ20ポンドです。

アプリの使い方が分からないとき、英国政府に日本語で問い合わせできますか?

英国政府のETAに関する問い合わせ窓口はウェブチャットで、電話での対応は行っていません。日本語での対応については案内がないため、英語でのやり取りを前提に考えておくのが確実です。一般的な疑問は当サイトのよくある質問も参考にしてください。

参考資料(一次情報・2026年9月24日確認)

本サイトは英国政府の公式サイトではありません。申請は公式サイト(GOV.UK)またはUK ETAアプリから行ってください。アプリの画面表示は更新により変わることがあります。