ETAとETIASの違い:英国とEUは別の制度です
ETAは英国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)へ渡航するための電子渡航認証で、料金は20ポンドです。ETIASはEUの制度で、2026年9月24日時点では運用が始まっておらず、開始日も公式に発表されていません。
最終確認日:2026年9月24日 · 出典:GOV.UK、欧州委員会ほか
要点
英国ETA運用中。20ポンド、2年間またはパスポートの有効期限まで有効
EU ETIAS未運用。開始日は未発表で「開始の数か月前に告知」とされています
20ユーロETIASの料金として決定済み(運用開始後に適用)
EU EES2025年10月12日に稼働開始、2026年4月10日から全面運用
互換性なしETAでEUには入国できず、ETIASで英国には入国できません
ETA・ETIAS・EESの比較表
| 項目 | 英国ETA | EU ETIAS | EU EES |
|---|---|---|---|
| 対象の国・地域 | 英国、ジャージー、ガーンジー、マン島 | EU(シェンゲン圏)の対象国 | EU(シェンゲン圏)の対象国 |
| どんな制度か | 渡航前にオンラインで申請する電子渡航認証 | 渡航前にオンラインで申請する渡航認証 | 国境で出入国を電子的に記録するシステム |
| 2026年9月24日時点の状況 | 運用中(日本国籍者は2025年1月8日から必要) | 未運用・開始日は未発表 | 2025年10月12日稼働、2026年4月10日から全面運用 |
| 料金 | 20ポンド | 20ユーロ(運用開始後に適用) | 渡航者が事前に申請する手続きではありません |
| 有効期間 | 2年間またはパスポートの有効期限まで | 3年間またはパスポートの有効期限まで | — |
| 申請先 | GOV.UKまたはUK ETAアプリ | 現時点では申請できません | — |
出典:ETA(GOV.UK、英国内務省 手数料表)、ETIAS(欧州委員会 ETIAS)、EES(欧州委員会 2025年10月発表、2026年4月発表)。
英国はEU・シェンゲン圏ではありません
英国はEUに加盟しておらず、シェンゲン協定にも加わっていません。そのため、英国へ行くにはETA、EUの国々へ行く場合は(運用開始後は)ETIASと、それぞれ別の手続きが必要になります。片方を取得しても、もう片方の代わりにはなりません。
なお、アイルランドはEU加盟国ですが、ETAの対象地域ではなく、独自の入国ルールがあります。英国とアイルランドの両方を訪れる場合は、それぞれの条件を確認してください。
ETIASの最新状況(2026年9月24日時点)
欧州委員会の公式ページでは、ETIASはまだ運用されておらず、「EUはETIASの開始日を開始の数か月前に告知する」と説明されています(出典:欧州委員会 ETIAS)。料金は20ユーロとされています。有効期間は、ETIAS規則(EU)2018/1240第36条第5項で3年間またはパスポートの有効期限までと定められています(出典:EUR-Lex)。
インターネット上には「ETIASは2026年第4四半期に開始」「料金は7ユーロ」といった情報が残っています。これは2025年4月時点の欧州対外活動庁(EEAS)のページなど古い情報に基づくもので(EEAS)、現在の公式情報とは異なります。開始日が確定したかどうかは、必ず欧州委員会の公式ページで確認してください。
EES(出入国システム)とは
EES(Entry/Exit System)は、EU域外の国籍者がシェンゲン圏に出入りする際に、国境で出入国を電子的に記録するシステムです。2025年10月12日に段階的な稼働が始まり、2026年4月10日から全面的に運用されています(出典:欧州委員会、欧州委員会)。渡航者が事前にオンライン申請する手続きではない点で、ETAやETIASとは性質が異なります。英国の入国には関係しません。
英国と欧州を周遊する場合のチェックポイント
- 英国に入国する予定があれば、ETAを取得します。20ポンド、出発の3営業日前までの申請が目安です。
- EUの国々へ行く場合は、ETIASの状況を確認します。2026年9月24日時点では申請は不要(申請できません)です。
- シェンゲン圏では、国境でEESの登録が行われます。時間に余裕をもって移動しましょう。
- 英国を経由してEUへ乗り継ぐ場合は、英国での乗り継ぎとETAで入国審査の有無を確認します。
ETAとETIASに関するよくある質問
英国に行くのにETIASは必要ですか?
必要ありません。英国はEU・シェンゲン圏ではないため、英国への渡航に必要なのは英国のETAです。
ETAを持っていればフランスやイタリアにも行けますか?
行けません。ETAは英国(とジャージー、ガーンジー、マン島)への渡航に関する制度で、EUの国々の入国には使えません。
ETIASはいつから始まりますか?
2026年9月24日時点で、開始日は公式に発表されていません。EUは開始の数か月前に告知するとしています(欧州委員会)。日付を断定している情報には注意してください。
ETIASの料金はいくらですか?
20ユーロと決まっており、運用開始後に適用されます。以前は7ユーロとされていましたが、これは古い情報です。
EESに事前の申請は必要ですか?
EESは国境で出入国を記録するシステムで、渡航者が事前にオンライン申請する手続きではありません。
関連ページ
イギリス旅行の準備チェックリスト
出発前に確認したい項目の一覧。
最終更新:2026年9月24日
本サイトは英国政府の公式サイトではありません。申請は公式サイト(GOV.UK)またはUK ETAアプリから行ってください。